こんにちは。ともいちです。
今回は、整理整頓に役立つ3Dプリンターの活用例を紹介しようと思います。
人の生活は千差万別。住んでいる家も所有している家具もすべてが同じ人はいないでしょう。
ですが、3Dプリンターがあれば、それぞれ自分の住んでいる家や持っている家具に合わせた整理整頓グッズを作成することが出来ます。
3Dプリンター持ってるけど使い道が思いつかない!
散らかりがちな自宅を綺麗にしたい!
そんな悩みを抱える人の閃きの一助になれば幸いです。
活用例その1 フック
特にキッチン周りやバスルームなど、「スペースは限られてるけどたくさんものを置きたい!」、「水回りはカビやすいからモノを浮かせたい」という場所で大活躍なのが、このフック類です。
おすすめな理由は以下の通りです。
- 構造がシンプルで設計しやすい
- 使用するフィラメント(原材料)が少ない
- 出力にかかる時間が短い
- 引っ掛ける場所に合わせて設計をこだわれる(3Dプリンターならでは)
私は自作のフックを主に、キッチン周り、自室で使用しています。
キッチンでの使用例
私の場合、キッチンではフライ返しやおたま、ピーラーや料理ばさみ、計量スプーンなどの調理器具を掛けるために使用しています。
調理器具を掛けるグッズは今日日雑貨屋で多く売られていますが、所有している調理器具全てを掛けるための必要量を揃えようと思うとそれなりにたくさんのフックを購入する必要があります。
その点、3Dプリンターであれば安く、大量に必要量を製作することができます。
また、フックを掛ける場所の径とフックの径を合わせることで、フック自体を外れにくくするという工夫をすることが出来ます。

自室での使用例
自室では、ハンガーラックにフックを設置し、タイプCケーブルやライトニングケーブル、なんだかんだ未だに使用機会の多いmicroUSDケーブルなどのコード類を掛けています。
コード類はケースに保管しておくと絡まってしまったり、必要な時に見つけにくいため、この保管方法はおすすめです。

活用例その2 コード隠し用ケース


多くの家電製品が増えた現代、電源タップ周りがジャングルになっている方も多いのではないでしょうか。
そんな方はぜひ、3Dプリンターでコード隠し用ケースを自作してみて下さい。
コード隠し用ケースをおすすめする理由は以下の通りです。
1.市販のものを買うより安く済む
市販のコード隠し用ケースは安くても1500円ほどするものがほとんどで、ただコードを隠すためのものにそこまでお金を出したくない人もいるかと思います。
3Dプリンターで自作すれば、材質にもよりますが、安い材質のもので一つあたり500円あたりで製作することができます。
もちろん、製作する手間や、造形の際に失敗するリスクはありますが、自宅に多くある電源タップ周りを一つあたり1000円ほど節約しながら整理できる計算になるので、かなり経済的といえるのではないでしょうか。
2.オリジナルのものを製作できる
最近では、スマホだけでなく、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなど、多くの充電ケーブルを電源タップに差している方も多いかと思います。
市販のコード隠し用ケースでは、コードを出す穴が左右にしかないものがほとんどで、出ているコードの種類をパッと見で判断したいときに大変不便です。
そんなとき、コードが出る穴をあらかじめ複数開けておいたコード隠し用ケースであれば、必要なコードをパッと見で判断して手に取ることができます。
充電用ケーブルに関わらず、設置する環境や使用する電気製品によって細かな設計ができるので、興味があれば、3Dプリンターでコード隠し用ケースを自作するのはとてもおすすめです。
活用例その3 C字クランプ付きケース


「テーブルがごちゃついてストレスが溜まる!」
「テーブルの上をスッキリさせたい!」
そんな人におすすめなのがC字クランプ付きの収納ケースです。
おすすめな理由は以下の通りです。
テーブルの脚に設置できる
C字クランプ付きの収納ケースを作成することで、普通なら何も置くことが出来ないテーブルの脚に小物を置くことが出来るようになります。
特にリビングのテーブルでは、テレビのリモコン、エアコンのリモコン、照明のリモコンなどの各種リモコン類の他、食事や飲み物をこぼしてしまった時のためのティッシュなど、物が散乱しがちです。
そんな時、C字クランプ付きの収納ケースがあれば、それらの小物の一部をテーブル上に置く必要が無くなり、食卓をスッキリさせることが出来ます。
我が家では、C字クランプ付きのティッシュケースを作成し、リビングテーブル裏に設置することで、何気に面積取りがちなティッシュをテーブル上から無くすことが出来ました。
それだけでテーブル上のごちゃつきがなくなり、更に欲しいときに常に同じ場所に手を伸ばせばティッシュがとれる状態なため、日常のストレスが少しですが軽減されました。

市販では売っていない
万力のように挟み込んで設置するタイプのケースは汎用性があるため、店舗やショッピングサイトで購入することが出来ますが、C字クランプの収納ケースは市販で購入することが出来ません。
当たり前ですが、C字クランプの構造上、C字クランプの内側の径は取り付ける場所の径より少し小さいものでなければなりません。
取りつけたい場所の径や、置きたいもののサイズがそれぞれ異なる以上、一つ一つがオーダーメイドである必要があります。
そのため、必要な場面に合わせたC字クランプ付きの収納ケースが作成できるという点は、3Dプリンターの大きな強みと言えるでしょう。
まとめ
今回は「整理整頓に役立つ3Dプリンターの活用例」というテーマで、実際に私が自宅で作成、使用している便利グッズを紹介しました。
まとめると、整理整頓に役立つ3Dプリンターで作成できる便利グッズは、
3Dプリンターは発想や工夫次第で収納や整理整頓に大きく役立てることが出来ます。
自宅の構造や所有している家具によって真似できるものと真似できないものがあると思いますが、今回紹介したものの中で参考になるものがあればぜひ試してみてください。
コメント