こんにちは。ともいちです。
昨年「DELTA Pro」を購入してから大体1年が経過しました。我が家では急に停電が起こっても大丈夫なように冷蔵庫やウォーターサーバーなどを常時繋いで、常にフル稼働で使用しています。
ポータブル電源って実際どう?
停電が起こった時、どれくらい役に立ちそう?
ポータブル電源、生活に必須じゃない上に結構高いですよね。そんなものを見切り発車で購入するのはとても怖いと思います。
なので今回は、私がポータブル電源の中でも大容量な「EcoFlow DELTA Pro」を購入、実際に使用した感想をまとめていきます。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。
DELTA Proを購入して良かった点
①停電対策に最適
このポータブル電源があれば、急な停電が起こっても6時間から9時間程度ならかなり快適に過ごすことが出来ます。
まず、急な停電が起こった際、主に困るのは以下のことだと思います。
一部、電気が無くても対策できるものも含まれていますが、特に冷蔵庫や冷凍庫、暑さ対策のためのエアコンは電気が無くては使うことが出来ません。
ですがDELTA Proのような3600Ahという大容量のポータブル電源があれば、急な停電が起こったとしても、冷蔵庫や冷凍庫、エアコンなどを問題なく使用することが出来ます。

具体的に何時間使えるのか
停電対策として購入する場合、恐らく最も知りたいのは次のことだと思います。
「夏場、エアコンはどれくらい使えるの?」
DELTA Proを使って実際に試している人がいたので結論だけ紹介すると、
夏場の朝から夜にかけて、六畳の部屋、25度の冷房に設定したエアコンという状況で、9時間半ほど稼働していました。
環境によって結果にばらつきは出ると思いますが、これなら夏場の停電という最悪に近い状況でも、かなり快適に過ごすことが出来るはずです。
シガーソケット充電、ソーラーパネル充電に対応している
車からのシガーソケット充電、ソーラーパネル充電に対応しているため、停電が長引いてしまった場合でも車、ソーラーパネルがあれば充電が可能です。
「いざとなったらコンセント以外からも充電できる」というだけでかなり安心感があります。
それぞれの注意点は以下の通りです。

②大容量で多くの家電を同時使用できる
「よくブレーカーが落ちるよ!」という悩みを抱える人にもこのDELTA Proはおすすめです。
なぜなら、ポータブル電源なので当たり前ですが、自宅のコンセントから家電を切り離した状態で家電を使用することが出来るからです。
しかも3600Ahという大容量のバッテリーなので、かなりの長時間、電子レンジやドライヤーなどの、消費電力の高い家電を使用することが出来ます。
例えば、家族が2、3人いれば、エアコン複数台と電子レンジ、ドライヤーを同時に使いたい場面もそれなりに多いでしょう。
それらの家電を同時にしようすると、契約電流が30Aや40Aだと、ほとんど確実にブレーカーが落ちてしまいます。
しかし、このDELTA Proがあれば、一時的にDELTA Proをコンセントから切り離し、電子レンジやドライヤーをDELTA Pro経由で使用することで、ブレーカーを落とさずにそれらの家電を同時に使用することが出来ます。
このように、契約電流が低くても多くの家電を同時に使用することが出来るので、特に賃貸物件に住んでいて、契約電流を変えるのが難しい人には特におすすめです。
「いちいちコンセントを抜くのが面倒だよ!」
という人は、ON・OFFをスイッチ一つで切り替えられる電源タップがあれば、より便利に使用することが出来ます。

我が家では、Amazonで800円程で購入したこちらの電源タップを使用しています。↓
③出力ポートが多い
DELTA Proの出力ポートは以下の通りです。
- ACコンセント(20A)×4
- ACコンセント(30A)×1
- USB-A×2
- USB-A急速×2
- USB-C×2
- DC5521×2
- シガーソケット×1
- Andersonポート×1
我が家では停電対策として購入したので、主にキッチン周りの家電(冷蔵庫、ウォーターサーバー、食洗機、電子レンジ)を常時接続しています。


使用用途の多いUSBポート、キャンプ用品にも多く使われるDC5521ポートやAndersonポートなど、かなり網羅的に出力ポートが搭載されています。
大容量であることも相まって活躍の場の多い製品です。
気になる点
かなり重量がある
DELTA Proの本体重量は45kgなので、小柄な大人一人分ほどの重量があります。
キャスターや伸縮できる持ち手が付いているので平面であれば運びやすいですが、階段などの段差はどうしても持ち上げる必要がある為、持ち運びはやや大変です。人によっては一人で運ぶことが難しく、複数人で運ぶ必要があるでしょう。


また、キャスター部分に重さが集中するため、我が家のリビングの床は少し凹みました。この辺は床の材質にもよるので、万が一にも床を凹ませたくない人は工夫が必要です。
急速充電時のファン音がそこそこ大きい
AC充電の最大スピードが1500wと、かなりの高速充電が可能なのですが、その際のファン音もそれなりに大きいです。
例えるのは少し難しいですが、個人的には、六畳の部屋での就寝時、この音が鳴ってたら寝れないくらいの音量があります。
とはいえ、DELTA Proは充電スピードがアプリ内で最小200wから最大1500wまで調整が可能なので、充電スピードを下げればファン音も小さくなります。
我が家では最小の200wで使用していますが、充電時の音が気になったことは今のところ無いです。

パススルーを切れない(オフに出来ない)
パススルーとは
外部(コンセントなど)から入ってきた電気を、ポータブル電源内部のバッテリーを介さずに、そのまま電化製品に通過させて供給する機能。
ざっくり説明すると、コンセントと電化製品の間にポータブル電源があっても、コンセントと電化製品を直接繋いだ状態をつくる機能なのですが、DELTA Proはこの機能をオフにすることが出来ません。
もし「電化製品を使用している際は給電を切る」や「給電を200wに保ちながら電化製品を使用し、不足分の電力はバッテリーから供給」ということが出来ればとても便利だなと思ったのですが、現状それは不可能なようです。
この製品やEcoFlowの製品に限らず、他メーカーもパススルーを切れないのは同様で、どうやら安全性やバッテリー寿命を考慮してこのような設計になっているようです。
どうしても給電を切った状態で電化製品を使用したいときは、コンセントを抜くか、ON・OFFをスイッチ一つで切り替えられる電源タップやスマート電源タップを使用しましょう。
価格が高い
このDELTA Pro、なんと価格が44万円します。かなり頻繁に50%以上安くなるセールが開催されているので40万円以上で購入する人はあまり多くないかと思いますが、割引されても約20万円します。
正直に言って、ポータブル電源自体、生活に必須のものではなく、生活の質を大きく向上させるものでもありません。
DELTA Proでやりたいことがある人や、停電時に備えておきたい人など、値段に見合う価値を引き出せる人にはおすすめできる商品ですが、性能に見合った高額な製品なため、よく考えて購入を検討すると良いでしょう。
まとめ:価格は高いが1台あると安心
EcoFlow DELTA Proの良い点、気になる点をピックアップして解説しました。
良い点、気になる点をまとめると以下の通りです。
DELTA Proの良い点
気になる点
DELTA Proの購入を検討する際には、良い点、気になる点を十分考慮して決断しましょう。
生活に必須のものではないし、生活の質を大きく向上させるものでもないですが、DELTA Proがあれば、
もし真夏に長時間停電したら…。
最近の夏は暑いし、冷蔵庫の中身は全滅。熱中症にもなって命の危険もあるかもしれない…。
というような不安を和らげることができます。
今回紹介したDELTA Proの良い点、気になる点が、購入検討の参考になれば幸いです。
以上、ともいちでした。
コメント